タコガタリ。

萌や滾りを短く纏められない人のオタク語りです。大体妄想です。たぶん。

アイドルという商品を購入し、消費するということ。

こんばんは〜
なんかいろいろと誤解を与えそうなタイトルで失礼しますタコです。

今回は、サービスの提供と消費のお話です。
なるべく堅苦しくならないように気を付けるから、とりあえず読んでもらえたら嬉しい。

はじめましての方(いるのか?)向けに改めて自己紹介しますね。
わたくしタコ娘。と申しまして、ネット動画サイト発の9人組ボーイズグループ『MeseMoa.』(めせもあ。)のオタクをやっております。
大学は教育学部を卒業、専門は家庭科と保育です。
趣味はお絵描き、もの作りなど。
昔は某大御所ロックバンドの追っかけをやっておりました。
現在の職業は飲食業です。

ここまで読んでいただいた方はお察しかと思いますが、私は経済のプロではありませんし、その道の勉強をしたこともありません。
なので、ここから先は一オタクが思うこと、考えたことを書きますので、専門的なツッコミはご容赦いただければ幸いです😅💦



さて。
皆様はアイドルにお金を払うことをどう考えますか?

よくオタクは『貢ぐ』『積む』『養う』なんていう言葉を使いますが、そもそもこれらはネタのような、言葉遊びのようなものだと思っています。

アイドルに限らず芸能全般に言える事ですが、彼らは広い意味でサービス業です。

単純な話です。

音楽やイベント等のサービスを提供する側(アイドル)がいて、それに価値があると判断してお金を払う消費者(オタク)がいる。

根本のところは世間一般の消費構造となんら変わりありません。
美味しいラーメンにお金を払うのと一緒。
その金額を払う価値があると思うなら払えばいいし、そこまでの価値が無いと思うなら払わなければいい。
我々オタクはただお金を貢いでいるのではなく、サービスを受けることに対する対価を支払っているのです。

まぁ、そこにそれぞれ憧れとか恋心とか親心とか萌とか、各種愛情が多分に絡んでくるので現実はそんなに単純じゃなかったりするんですけどね(笑)

私個人の考えですが、オタクをする上で絶対に忘れてはいけないのは、この
『自分は消費者である』
ということなのではないかなぁと思うのです。

どういうことか?

簡単にいうと、
『アイドルからお買い物してるだけだよ〜。お金プレゼントしてるんじゃないよ〜』
ってことです。

彼ら彼女らの得たお金は、正当な労働報酬です。
貰ったお給料で何をしようが自由。
私達も日々頑張って働いたお金で美味しいものを食べたり、かわいいお洋服を買ったり、旅行に行ったりしますよね。
それと同じ。

アイドルにお金を出すのは誰のためか?

紛れもない自分のためです。

自分がステージを見たいから、自分が推しに会いたいから、自分がCDやグッズを欲しいから、お金を出すのです。

(『推しを応援してるんだから、推しの望みを叶えてあげるためにお金を出すんだ!』っていう反論あるかなーと思うんですけど、それだって突き詰めたら自分のためですよ。だって自分が、推しが望みを叶えて喜んでるところが見たいんだもん。“推しが望みを叶える”というストーリーに価値を見出だしてお金を出しているわけです。)

“アイドルは、適度に楽しむ娯楽です”
なんていう標語の入ったポスター画像が一時期Twitterでバズってましたね。
アイドルは日々を生きる活力や感動を与えてくれますが、当たり前の話ですが生活を保証してはくれませんし、老後の面倒も看てくれません。
アイドルを応援することが、人生の中でどのくらいの優先順位にあるかは人それぞれです。生活の中心になっている人もいれば、生活に少し彩りを添えてくれるもの…くらいの人もいます。

もし、あなたが、SNSでアイドルが余暇を楽しんでいるところを見て不快に思うなら。
私はこんなに頑張って切り詰めて貢いでるのに、そのお金で遊んでいるなんて………と思い始めたら。
身の丈に合わない無理をしてる証拠です、一度立ち止まって生活を見直してみることをおすすめします。
大丈夫、推し事は義務ではありません。もう少し自分を大切にしてみましょう?


ここまでアイドルとオタクの消費構造について話をしてきました。


オタクは、消費者である。


では、消費の多い少ないでオタクの価値は変わるのか。

答えは、
是でもあり否でもある、
と思います。

これはマーケットの大きさによっても違ってきます。
自分が事業を起こしたと思って考えてみましょう。
事業開始からしばらくはマーケットも小さく消費者も少ないので、当然たくさんお金を落としてくれる顧客はとてもありがたい。
マーケットが拡大してくると、需要と供給が釣り合ってくるので、段々と顧客個人の消費の格差が(半強制的に)縮まってきます。それでも、やはり多めにお金を落としてくれる顧客がありがたいことに変わりはありません。
更にマーケットが拡大すると、需要に供給が追い付かなくなってきますので、顧客間の消費格差はほとんどなくなります。要するに、積みたくても積めない、という状態になってくるわけですね。

じゃあ、お金を落とさないオタクに価値はないのか?

これははっきりと否、と言えます。

(あ、でも、お金払わないで、払ってる人と全く同じサービスを求めるのは物理的に無理がありますから、そこはご了承いただく必要がありますが)

マーケットの拡大に絶対的に必要なものに、『知名度』があります。

知名度が高いと、他の企業から大きな仕事が舞い込んできたり、新たにたくさんの顧客を獲得することにも繋がります。

知名度が上がっていくと、そのアイドルのファンは大きく5つに別れてきます。
①足しげく現場に通うファン
②たまに現場にも顔を出すファン
③現場には行けないけれど、CDやグッズを買うファン
④現場にも行けないしCDも買えないけど、そのアイドルが大好きなファン
⑤そのアイドルを知ってるしいいな〜と思うけど、ファンとまではいかないかな〜な人たち
です。
割合で言ったら、
⑤35%、④25%、③20%、②15%、①5%
位のもんだと思います。

③と④にあたるのが、オタク用語で『在宅』と呼ばれる、基本的に自宅で応援をする方々です。
なぜ現場に行かず在宅なのか、それは人それぞれ事情があります。
子育て中の主婦もいるでしょう、アイドルを応援することが恥ずかしいお年頃の方もいるでしょう、勉強や仕事が大変でまとまった時間が作れない方もいるでしょう、体調が悪くてなかなか外出出来ない人もいるでしょう。
だから通販等でCDやグッズを買って楽しむ。立派な消費です。
極端な話、100枚CDが売れるマーケットでも、CDを100枚買うオタクが1人いるより、CDを1枚だけ買うオタクが100人いる方が地盤が強いと言えます。


そしたら、まだ子どもで自由に使えるお金も無いし現場にも行けないオタクはどうしたらいいのさ(´;ω;`)

YouTubeがあるじゃない……!

昨今急激に台頭してきているYouTuberと呼ばれる方々は、動画の再生数に応じて広告収入を得ています。
世の大抵のアイドルグループは専用のYouTubeチャンネルを開設しているので、その動画を再生することも立派にお金を落とすことに繋がるのです。
あと、お友だちにグループの良さを伝えることだって、後々消費に繋がるかもしれない。

また、私は③〜⑤にあたる人たちは『潜在顧客』だと思っています。

例えば、私が以前某大御所ロックバンドを追っかけていた時のお話。
私がそのバンドにハマったのは13歳、中学校1年生の時です。
東北の片田舎に住んでいた私は、東京でのライブはおろか、地元県庁所在地で開催されたライブですらも参加することが出来ませんでした。お小遣いもそんなに貰っていませんでしたので、レンタルCDを借りてカセットテープ(時代を感じる…)に録音したり、深夜窓辺で微かに拾える文化放送のラジオを聞いたりしていました。つまり、④です。
高校生になった私は、バイトは校則で禁止されているので出来ませんでしたが、以前より多く貰えるようになったお小遣いを貯めて、やっとCDやDVDを買えるようになりました。初めてFCに入会して会報が届いたときの感動は忘れられません。でも、丁度バンドの活動が縮小されてしまった時期に当たり、東北でライブが開催されることはなく、高校3年間③のままでした。
大学生になって上京した私は、無敵でした(笑)バイトしたお金で初めてライブに参加し、地方の公演にも何度も吹っ飛んでいきました。②をすっ飛ばして①になった訳です。

そう、③〜⑤は、これから①や②になるかもしれない、大事な大事な顧客の芽なのです。
潜在顧客を大事に出来ない現場に未来は無いですよ。

だから、在宅の方には胸を張ってアイドルを好きで居て欲しいし、それぞれ出来る範囲で無理の無い応援をして欲しいし、いつか推しに会いたいって気持ちを持ち続けてほしい。

と、私は思うのです。





ねーーーーーーーごめんね!?

すっごい長くなったし結局小難しくなっちゃったね?ほんとごめんね??
伝わった?言いたいことぎゅうぎゅうに詰め込んじゃったから分かりにくかったら本当にごめんなさい、意味わかんねーよと思ったらコメントなりTwitterなりでリプライもらえたら解説します(>_<)💦

結局何が言いたいかっつーと!

オタクに優劣なんかねーよ!
みんな違ってみんないいってにーちゃんが言ってた!!
オタクみすゞ派!!!

お互いに思いやりの心を忘れずに、楽しく推し事しましょうぜ💕💕💕


おわり!